株式会社しごと総合研究所株式会社しごと総合研究所

事例紹介

Case List

組織の立て直しをボトムアップで推進

業種:大手メーカー
従業員数:約2万名(グループ全体)
ご相談の状況
老舗の大手メーカーとして業界を牽引してきたが、海外メーカーとの価格競争などによるここ数年の業績不振に加え、不祥事の発覚により取引先や世間からの評価も下げてしまう状況に。
ボーナスカットや早期退職制度などの実施、一部事業の撤退や売却などもあって、社員の間には将来への不安、上層部への不信感が蔓延していた。
こんな取り組みをしました!
  • 社員が防衛的になっていて、「本音で話し合いができない」という状況を変えていくために、社内のコミュニケーションのOSとして『グラフィック・ファシリテーション』の導入を決定。社員向け研修として『グラフィック・ファシリテーション講座』を毎月開催し、学んだ方が社内の会議等で実践を重ねてきました。
  • 講座を受講して数カ月後にフォロー研修を実施。それぞれの職場で実践していくにあたってのフォローをすることで、学んだだけで終わらない、実践で使えるスキルとして定着させています。
どんな変化があった?
  • 研修に参加した社員が、建て前でなく本音で話し合うことを大切にする姿勢とその手法を身につけた結果、会議が活性化し、本質的な議論が増えてきた。
  • グラフィック・ファシリテーション研修を受けた方が中心となって、会社の変革のためのプロジェクトが自発的にスタート。経営層の同意を得て、今年度から正式に組織変革プロジェクトが開始された。
人事部ご担当者様からのコメント
会社の状況が悪化するに連れて、社内は物言えぬ雰囲気が増していました。実際に離職者、休職者も増えていました。
とはいえ、組織が大きいためどこから手を付けていいのか? また、人事部として出来ることの限界にもぶつかりながら、とにかくきちんと本音で話し合う文化を社内につくりたいと思いご相談しました。
1回数十人の研修を実施したところで、すぐに会社全体に波及することはありませんが、しかし受講者自身の働き方が主体的に変わっていったのがとても印象的でした。スキルとして会議法を学んだということ以上の効果が明らかにあったのです。
その後、受講者たちを中心として組織変革の声が上がり、プロジェクトとしてスタートできたことは、じつは内心期待していたことでもありましたが、その通りとなって、期待以上の効果として表れたと感じています。

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